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  • 執筆者の写真crabapple(クラブアップル)

2023-11-14 ボタニカルドリンク

caracaroフィトテラピースクールが主催するボタニカルドリンクレッスンに参加しています。

今月は林檎と花梨。

 花梨は抗菌作用や抗ウイルス作用、風邪予防などの作用が期待できます。

含まれるクエン酸やビタミンCは、ストレス、感染症予防、病中病後のサポート、GABAや副腎皮質ホルモンのサポートなど。フラボノイド、トリテルペン化合物、フェノール酸などは、抗酸化作用、血中コレステロール低下、肝保護作用、ヒスタミン遊離阻害、ヒアルロニターゼ阻害、抗炎症、抗アレルギー作用。

 またアピゲニン、アピゲニンの配糖体はセロトニン、血小板活性因子、プロスタグランジンE2の誘発抑制(喉の痛みや月経痛の緩和)、抗炎症、抗アレルギー作用、痒みを止める。

 セロトニンは身体を休ませのに必要なものですが、出過ぎると痒みや夜せきがでたり、ヒスタミン同様アレルギーにつながります。この両方に対処できるということです。


 林檎は優れた抗酸化作用があり、血管壁を守ったり、皮膚のアンチエイジングにも。またタンニンの収斂作用、抗アレルギー作用、カリウムによる利尿作用、高血圧予防、ペクチンでの腸内環境の改善、有機酸類の疲労回復、その他脂肪の合成や蓄積を防ぐなど、薬用としても様々な作用が期待できます。また林檎は成長ホルモンのエチレンを放出するため他の果物や野菜を追熟させます。追熟の遅い花梨などは林檎の近くに置いておくと良いようです。


林檎には利尿作用がありますので身体を冷やすよう働きます。身体が浮腫んで熱っぽい時や毒素を出したい時にはとても良いんですね。昔から、熱を出して体調を崩した時などに、林檎を剃って食べさせたりしました。理に適ったことなのです。また林檎ジャムやアップルパイなどにシナモンなどのスパイス類を入れたりします。合いますしね。これも冷やす林檎に身体を温めるシナモンを加えることで身体にとってバランスが良くなるのですね。


 さてさて、そんなわけで今日は、花梨のシロップ、林檎のシロップを様々なものと組み合わせて、ボタニカルドリンクを作りました。自分好みの最高のペアリングを探します。

 ローズガリカ、ウスベニアオイ、マシュマロー、ジンジャーその他様々なハーブティー、そして炭酸水、ワインも赤、白など。色々試して、自分好みのものを作りました。

 

 数日前に柘榴のグレナデンシロップを作りました。実は柘榴は先月のレッスンで取り上げられたもので、とても美味しかったし、種子油にエストロゲン活性が見られ、女性にとって良い飲み物ということで、関心の高かった果物でした。シロップやソースが色々販売もされています。トルコでは食卓に柘榴ソースは欠かせないという話も聞いたことがあります。

 それで、自分で改めて作ったのです。そのままジャムとして食べても美味しいですし、炭酸などで割ったり、ドレッシングも美味しいです。身体にも良いですしね。是非皆さんも試してみてはいかがでしょう。

手前から柘榴のグレナデンシロップ、左―柘榴のグレナデンシロップのドレッシング、

右―林檎と花梨のシロップのソーダ割り、後ろが林檎と花梨シロップと赤ワインとのペアリング



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